アジリティとは?クイックネスとの違いをわかりやすく解説

更新日:10月5日
どうもです!
デサリアアスリートスクールの木村です。
「アジリティって何ですか?」
スクールの体験会やお問い合わせでも、聞かれることがあります。
スポーツの世界でよく使われるようになった「アジリティ(Agility)」。
一方で、「クイックネス(Quickness)」という言葉もあります。
どちらも「素早く動く」というイメージがありますが、同じ意味ではありません。
今回は、アジリティとクイックネスの違いを、
実際のスポーツの場面をイメージしながらわかりやすく解説します。
■アジリティとは?
アジリティは、日本語では一般的に「敏捷性」と表現されます。
スポーツでは、相手やボールなどの刺激に反応しながら、
素早く方向や速度を変えて動く能力として考えられます。
例えばサッカーなら、相手の動きを見る。状況を判断する。相手の動きに合わせて方向を変える。
バスケットボールなら、相手のドリブルを見る。左右どちらへ動くのか判断する。素早く反応して身体を動かす。
つまり実際の競技では、
見る → 認知する → 判断する → 動く
という流れが繰り返されています。
単に決められた方向へ素早く動くだけではなく、
変化する状況に対応して動くことがアジリティの大きな特徴です。
■クイックネスとは?
一方、クイックネスは「素早さ」を表す言葉です。
スポーツの現場では、
・素早く動き出す・脚を素早く動かす・短い時間で身体を動かす
といった、動作そのものの素早さを表すときによく使われます。
ここで注意したいのは、
アジリティとクイックネスには関連する部分もあり、
完全に別々の能力として切り離せるわけではないということです。
ただ、デサリアでは子どもたちに分かりやすく伝えるため、
クイックネス=身体を素早く動かす能力
アジリティ=状況に反応し、判断しながら素早く動く能力
というように整理して指導しています。
■アジリティとクイックネスの違い
例えば、コーチから「右!」と言われたら、できるだけ速く右へ動く。
この場合は、動く方向が外から与えられています。
一方、相手が右へ行くのか左へ行くのか分からない。
相手の動きを見て、自分で判断して方向を変える。
こちらでは、身体を素早く動かす能力だけでなく、
相手の動きを捉えて判断する能力も必要になります。
これが、アジリティを考えるうえで非常に重要な違いです。
スポーツでは「速く動けるか?」だけではなく、
「いつ、どこへ動くのかを素早く決められるか?」まで求められます。
■試合ではアジリティとクイックネスの両方が必要
例えば、直線を走るスピードが速い選手でも、
相手の動きを捉えるのが遅れれば、一歩目が遅れることがあります。
逆に、状況を素早く判断できても、
身体がその方向へすぐに動かなければプレーにはつながりません。
だから実際のスポーツでは、状況を捉えて判断する能力と、
身体を素早く動かす能力の両方が重要になります。
「判断」と「身体の動き」を別々に考えるのではなく、
それらをつなげて競技の中で発揮することが大切です。
■デサリアでは目的によってトレーニングを分ける
デサリアでは、すべてのトレーニングを「アジリティトレーニング」と一括りにはしていません。
例えば、走る。加速する。減速する。方向転換する。身体を素早く動かす。
こうしたトレーニングでは、まず自分の身体をコントロールして素早く動かす能力を高めます。
一方、クイックリアクションコースでは、
見る → 認知する → 判断する → 反応する
という、実際の試合で必要になる認知・判断・反応の部分にも重点を置いています。
鍛えたい能力が違えば、トレーニングの方法も変わる。
だからこそ、
「この練習は何のためにやっているのか?」
を明確にすることをデサリアでは大切にしています。
■「速く走れる」だけでは、試合で速いとは限らない
スポーツで必要な「速さ」は一つではありません。
走る速さ。
身体を動かす速さ。
見る速さ。
判断する速さ。
反応する速さ。
そして、それらを実際のプレーにつなげる能力。
クイックネスもアジリティも、競技で素早く動くための大切な要素です。
デサリアが目指しているのは、
ただ足が速い選手ではなく、試合で速く動ける選手。
そのために、身体を動かす能力と、見る・判断する・反応する能力の両方を育てていきます。
速さは才能ではなく創るものです。





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