試合で活躍する選手はアジリティが違う|「速く見える」理由とは?

更新日:10月7日
どうもです!
デサリアアスリートスクールの木村です。
スポーツを見ていると「この選手、動きが速い!」と感じる選手がいます。
ところが、実際にスプリントタイムを測ってみると
必ずしも一番足が速いわけではないことがあります。
では、なぜ試合では「速く見える」のでしょうか?
その理由を考えるうえで重要なのが、アジリティです。
今回は、試合で活躍する選手の「速さ」をアジリティの視点から考えてみます。
■試合でアジリティが重要になる理由
サッカーなら、相手より先にボールへ触る。
野球なら、打球に素早く反応して動き出す。
バスケットボールなら、相手の動きに対応して一歩先にポジションを取る。
こうした場面では、直線を走る最高速度だけでなく、
どれだけ早く動き始められるかが重要になります。
そして、その一歩目が出るまでには、
見る → 認知する → 判断する → 動く
という過程があります。
つまり、試合での「速さ」は、走り始めてからだけで決まるわけではありません。
■なぜ足の速さだけでは決まらないのか?
例えば、20m走が速い選手でも、
相手の動きを捉えるのが遅れれば、動き出しも遅くなります。
逆に、直線のスプリントでは相手より少し遅くても、
状況を早く捉えて先に動き始めれば、実際のプレーでは先にボールへ到達することがあります。
もちろん、スプリント能力はスポーツにおける大きな武器です。
ただし試合では、
「どれだけ速く走れるか」+「どれだけ早く動き始められるか」
の両方が関係します。
この「動き始めるまで」の部分にも、アジリティが大きく関わっています。
■「速く見える選手」は早く動き始めている
試合で速く見える選手を観察すると、単純に脚を速く動かしているだけではありません。
相手を見る。
ボールを見る。
周囲の状況を捉える。
次に起こることを予測する。
そして、必要な方向へ動き出す。
こうした一連の流れによって、相手より早くプレーを開始できる場面があります。
だからこそ、スポーツにおける「速さ」は、スプリントタイムだけでは測れません。
走る前の速さも、試合では重要です。
■アジリティでは「0.1秒」の差も大切
デサリアでは「0.1秒」という時間を大切にしています。
例えば、20mを3.5秒で走る場合、平均速度で単純計算すると0.1秒で約57cm進みます。
もちろん、実際の試合では加速や姿勢、方向などが異なるため、
0.1秒の差がそのまま57cmの差になるわけではありません。
それでも、見るのが0.1秒早い。判断が0.1秒早い。動き出しが0.1秒早い。
こうした小さな差が、相手より先にボールへ触る、
先にスペースへ入る、守備で先に対応するといったプレーにつながる可能性があります。
■デサリアが考える「試合で使える速さ」
デサリアでは、単に「速く走れる選手」を育てることだけを目的にはしていません。
スプリント&アジリティコースでは、
走る・加速する・減速する・方向を変える
といった身体を速く動かす能力を。
クイックリアクションコースでは、
見る・認知する・判断する・反応する
といった、動き出す前の能力を。
それぞれ目的を分けてトレーニングしています。
身体を速く動かす。
状況を早く捉える。
素早く判断する。
そして、実際のプレーへつなげる。
こうした要素を組み合わせていくことが、試合で使えるアジリティにつながると考えています。
■まとめ
試合で「速い」と感じる選手は、必ずしも直線を一番速く走れる選手とは限りません。
重要なのは、どれだけ速く走れるか。
そして、どれだけ早く状況を捉え、動き始められるか。
スポーツでは、この両方が求められます。
「足を速くする」だけではなく、試合の中で速く動ける選手になる。
そのために必要な能力の一つが、アジリティです。





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