トレーニングで身体が強くなる仕組み|「負荷・回復・適応」を考える

更新日:10月1日
どうもです!
デサリアアスリートスクールの木村です。
トレーニングをすれば、その瞬間に身体が強くなる。
そんなイメージを持っていませんか?
実際には、トレーニング直後の身体は疲労しています。
全力で走れば脚は疲れる。
何度も方向転換をすれば動きのキレも落ちてくる。
つまり、トレーニングした瞬間=強くなった瞬間ではありません。
では、なぜトレーニングを続けることで身体は変わっていくのでしょうか?
今回は、その基本となる「負荷・回復・適応」について考えてみます。
■トレーニングは身体に「負荷」をかけること
トレーニングでは、普段より速く走ったり、
素早く方向を変えたり、繰り返し身体を動かしたりします。
その結果、身体には負荷がかかり、疲労も生じます。
これは悪いことではありません。
身体を変えていくためには、現在の身体に対して適切な刺激を与えることが必要だからです。
ただし、負荷をかければ、かけるほど成長するわけではありません。
ここが大切です。
■トレーニングと適応|身体は回復する時間に変化していく
トレーニングによる刺激を受けた身体は、
その後の休養・睡眠・食事などを含む時間の中で回復していきます。
そして、トレーニングを継続していくことで、
その刺激に対応できるよう身体は少しずつ変化していきます。
これが「適応」です。
考え方をシンプルにすると、
負荷をかける
↓
疲労する
↓
回復する
↓
身体が適応する
↓
次のトレーニングへという流れです。
大切なのは、トレーニングだけを切り取って考えないこと。
負荷と回復の両方があって、次のトレーニングにつながっていきます。
■「超回復」という言葉だけでは説明できない
スポーツや筋力トレーニングでは、
「超回復」という言葉を聞くことがあります。
一般的には、「トレーニングで低下した身体が、休養によって元の状態以上に回復する」
というイメージで説明されることがあります。
ただ、実際の身体の適応は、それほど単純ではありません。
トレーニングの内容、強度、経験、睡眠、栄養、年齢など
さまざまな要素によって身体の反応は変わります。
そのためデサリアでは、「何時間休めば超回復する」と考えるより、
「適切な負荷をかけ、回復し、それを繰り返すことで身体が適応していく」
と考える方が分かりやすいと思っています。
■毎回「限界までやる」必要はない
成長するためには、毎回ヘトヘトになるまでトレーニングする必要はありません。
例えばスプリントトレーニングでは、疲労が大きくなりすぎると、
フォームや動きの質が低下することがあります。
デサリアが大切にしているのは、「どれだけ疲れたか」ではなく、
「どんな刺激を身体に与えたか」。
速く走るためのトレーニングなら、良い状態で速く走る。
素早く動くためのトレーニングなら、良い動きを高い質で繰り返す。
ただ量を増やすのではなく、目的に合った負荷をかけることが大切です。
■トレーニングと回復はセット
選手はどうしても、「もっと練習しないと」と考えがちです。
もちろん、成長するためにトレーニングは必要です。
でも、トレーニング → 回復 → 適応 → 次のトレーニング
までを一つのサイクルとして考える。
これが、長く成長を続けていくために大切です。
デサリアでは、ただたくさん練習することを目指しているわけではありません。
良い状態で、良いトレーニングを積み重ねる。
そして、その刺激に身体が適応していく。
速さも身体能力も、一度のトレーニングで突然つくられるものではありません。
日々の小さな刺激と回復を積み重ねながら、
「昨日の自分を少しずつ超えていく」
その積み重ねが、選手の成長につながっていくと考えています。





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